人事担当(面接官)の本音を公開!
面接を成功させる秘訣とは

人事担当(面接官)の本音を公開!
面接を成功させる秘訣とは

内定者を決める時の大きな判断材料として、多くの会社が実施している面接試験。人事担当はどういう基準で内定を決めているのか気になります。

今回は、人事担当の本音を公開します。
これを読んであなたも面接を成功させましょう!

面接官が納得しやすい転職理由とは!

中途入社の場合、退職理由は必ずと言っていいほど聞かれる項目ですよね。
「人間関係で悩んで」「福利厚生に不満があって」「正当に評価してもらえない」などを並べると、ネガティブな印象を面接官に与えてしまいます。まずは、面接官がどうして退職理由を尋ねるのかを考えてみましょう。

退職理由を尋ねる理由
面接官は、あなたの退職理由を通して、入社後すぐに辞めないか社風に合うかを確認しています。退職理由によっては、早期退職を想定されてしまうかも知れません。
特に、転職回数が多い方や1社への在職期間が短期間の方は退職理由をシビアにチェックされるでしょう。

退職理由を話す際のポイント
退職理由と志望理由を合わせて話すと良いでしょう。

例えば「経理として、年次決算に関わる業務ができるポジションへの異動を申し出たが受け入れられなかった。ぜひ御社で年次決算に関わる業務にてスキルアップを計り、利益に貢献したいです。」など、より具体的に話すとよいでしょう。

また、「いわゆるブラック企業でした」「オーナー企業で、社長がワンマンでした」「社員のレベルが低く、私には合わなかった」など、前職の批判をするのは避けましょう。
信用できない人物と判断されてしまうことにもなりかねません。

面接官が見ているのは…即戦力になれる人物かどうか

企業における即戦力とは、「すぐに目に見える実績を上げてほしい」というわけではなく、「基本的な社会人としての教育をする時間をかけず、就業してほしい」という意味になります。
例えば、事務職であれば「PCの基礎的な操作ができる」、営業職であれば「コミュニケーション力や数値目標意識が高い」等です。

即戦力になれる人物が備えている
ビジネスの7つの「意識」

  1. 1.顧客意識
    顧客の立場から的確に物事をとらえる力
  2. 2.目標意識
    目的を達成させるための目指すべき成果の内容を明確にする力
  3. 3.コスト意識
    自分の時間コストを常に意識し、効率の良い仕事を心がける力
  4. 4.納期意識
    いつまでに達成されるのかという締め切りを守る力
  5. 5.改善意識
    今よりもっと効率的な仕事の進め方はないのかを意識する力
  6. 6.協調意識
    組織の一員としての考え方・行動を認識し、自分勝手な行動を慎む力
  7. 7.品質意識
    どうしたら質の高い仕事が出来るかを考える力

面接官が採用したくない人物とは

前述した通り、企業は即戦力となる人物を求めています。即戦力となる人物は最低限のビジネスマナーを備えていることでしょう。そうであるならば、ズバリ・面接官が採用したくない人物は「ビジネスマナーを知らない人物」です。分かりやすい例ですと、「コートを着たまま応接室まで行く」といった行為はNGですよね。

面接前の「受付時~部屋に案内される」間に人物評価をする面接官も多いはずです。マナーのみで合否が決定することはありませんが、面接官が重要なポイントとして見ていることは間違いありません。

面接官に気に入られるために!気を付けるべきアナタのマナーとは

あいさつ
あいさつには「相手の存在を認める」「相手に好印象を与える」「自分の存在を知らせる」働きがあります。面接官が入ってきたら立ったまま挨拶をしましょう。具体的にイメージしてみてください。

あなたが先に面接室に入室後、面接官が部屋に入ってきます。ノック音と同時にすみやかに椅子から立ち上がります。
その後、面接官がテーブルを挟んで対面するポジションまで来たところで、立ったまま挨拶します。「●●●●(氏名)です。この度は面接のご機会をいただき、ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします」とハキハキと挨拶を行いましょう。

好感のもてる話し方

①あいまいな表現を使わない
「御社を志望した理由は、~とか~みたいな理由です」という表現はNGです。

②相手の目を見て話す
ほとんど目を見ない、目が合いそうになってもそらすなどの不自然な話し方はNGです。
自信がないような印象を与えてしまいます。

③相手に顔を向けて話す
目だけでなく、話す時は面接官へ顔を向けて話すことを意識しましょう。

④抑揚を持たせる
抑揚がない話し方は、心がこもっていない・丸暗記・マニュアル通りなどの印象を与えてしまいます。

⑤語尾まで明瞭に話す
語尾が曖昧で、ゴニョゴニョとした話し方はNGです。例えば「御社を志望した理由は、○○とか○○とかですかね……」「私の長所は…、○○でしょうか…」など。
面接官は次の話を切り出すタイミングが計れず、コミュニケーションしづらい人と感じるでしょう。「〜です」 「〜と思います」 とハキハキと話を終えるよう意識しましょう。

服装・メイク・持ち物

①服装
男性…上下が揃ったスーツを着ましょう。
女性…スーツでなくてもよいですが、ジャケットは必須です。
※男性・女性ともに入社前であることを忘れず、くだけすぎないことを心がけましょう。

②メイク・ネイル
メイク・ネイルともに控えめにし、清潔感のあるものにしましょう。
また、ノーメイクも面接の場にはふさわしくありません。

③スマホ、携帯電話
電源を切る・もしくはマナーモードにしておきましょう。
マナーモードの場合は、バイブレーション音が響かないようにしておく必要があります。

④バッグ
A4サイズの書類が入るビジネス用のバッグを持ちましょう。カジュアルなものは避けてください。

⑤筆記用具
手帳・メモ帳・ボールペンなどを持たずに面接に臨むのは避けましょう。
大事なことは適宜メモが取れるようにしておきましょう。

面接官に「一緒に働きたい」と思われる人物とは

素直な人物
入社後は、どんな人でも教えてもらう立場からのスタートです。教える立場からすると、素直な人は教えやすいでしょう。何歳になっても素直な人物とは、周囲から必要とされ、一緒に働きたいと思われる人物です。

気配りのできる人物
気配りのできる人物とは、相手本位な行動がとれる人物です。「●●さんの為に」「自社の為に」「取引先の為に」という視点で仕事が出来る人物は、どんな企業でも大事にされる存在です。

謙虚な人物
キャリアを積めば積むほど、当然のように思える「謙虚で礼儀正しい姿勢」を忘れてしまいがちです。面接の場で最大限アピールしたい気持ちは大事ですが、自分を必要以上に大きく見せようとせず、上から目線の物言いになっていないか心がけましょう。

面接を成功させるには、特別なことは要りません。まずは、日頃の基本的な部分の見直しをすることから始めてみましょう。事前準備をしっかりすることが成功の秘訣です。

面接は、いわば「面接官との重要なコミュニケーションの場」です。面接を有意義な機会とできるよう、上記コラムをご参考にしていただけますと幸いです。

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